毒親の対処法4つ！毒親と絶縁すべき理由や縁切りの方法をご紹介

家族との楽しい時間はかけがえのない宝物です。安心で安全な家があるからこそ、私たちは健やかに成長することができます。

しかし、毒親が原因で親への恐怖やトラウマを抱えている人が世の中にはたくさんいます。

血縁関係にある両親は誰しも特別な存在であると思いますが、その特別な親によって苦しんでしまう人が少なくありません。

「自己否定してしまう」「人からの愛情を疑ってしまう」「自分の意見を言えない」など、生きづらさを感じている人は、毒親の影響を受けているからかもしれません。

この記事では、そんな毒親のことで悩む方のために、「毒親への対処法や縁の切り方」などをご紹介します。

親子関係に悩む人や誰にも悩みを打ち明けられない人は、ぜひ参考にしてみてください。

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毒親と縁を切りたくなる理由

毒親とは、その名の通り「子どもにとって毒となる親」のことで、子どものプライベートや感情を無視して価値観を押し付けたり、コントロールしようとしたりします。

また、暴言や暴力などで子どもにトラウマを与えたり、育児放棄など親としての義務を果たさない、それが毒親です。

たとえ親子で血が繋がっていても、あなたを傷つける相手なら無理に一緒にいる必要はありません。なぜなら、常識を超える範囲での仕打ちは、家族でも許されることではないからです。

幼少期にあまりにストレスが多いと、無気力になったり情緒不安定になりやすい傾向があります。

また、毒親に育てられた子の多くは、自分自身の価値観が持てなくなったり、自信を失ってしまったりと、生活や人間関係にも影響を及ぼします。

あなたは誰でもない、「唯一無二の大切な存在」です。親であっても言いなりになったり、コントロールされたりする必要はないのです。

毒親と縁を切りたい理由はさまざまですが、上の3つに当てはまる方は親との関係の見直しや対策を考えた方がいいでしょう。

毒親の対処法4つ

毒親からのストレスを少しでも減らすために今すぐできる対処法を4つ紹介しますが、「そう簡単にはできない…」と感じている方は、まずできる事からはじめてみてください。

もしも、これからお話する方法であなたが楽になり、親子関係が改善されるのであれば、縁を切るまではしなくてもい良いかもしれないので参考にしてみてください。

 対処法①心に壁を作る

自分のマインドを切り替えて、心の中で親との関係にキッパリと一線を引きましょう。親から何を言われても心の中で無視をしてください。

メールや電話は極力出ないようにしたり、SNSなどで繋がっている場合はブロックしてください。

あなたはかけがえのない愛の存在です。あなたが自分に愛情を最大限に注いでいることで、外側で何が起こっていても自分を守ることができます。

「これは雑音だ」と思い込めば、どんな否定的な暴言でも台風が過ぎ去るのを待つようにじっと耐えることができるでしょう。

心に壁を作り、何を言われても動じない自分になるのです。毒親と関わるときは、あなたの周りにバリアを張るようなイメージを持って接してください。

この方法なら、今すぐ使えるだけでなく、毒親以外の対人関係でも活かすことができます。

 対処法②家族以外の人と信頼関係を作る（強化する）

「ありのままのあなた」を信頼して愛してくれる人との関係を深めましょう。

例えば、友達や先輩、趣味繋がりの友人、先生など、家族以外の人であなたを心配してくれる人です。

仲の良い友人や信頼できるパートナーとの時間を増やすことで安心できる時間が増え、心が安定するはずです。

また、同じ悩みを持つ人達をネットの中で探すのもおすすめ。顔が見えない相手だからこそ、自分の本当の苦しさを打ち明けられることもあります。

「純粋にあなたと関わってくれる人」「本当のあなたをさらけ出せる相手」と積極的に関わるようにしましょう。

自身の悩みに共感してくれる喜びだけでなく、自分の中の感情を表現することで心が軽くなります。

さらに、自分は1人ではないという安心感も生まれ、家族以外でも愛してくれる人がいるという自信が持てるようになるでしょう。

対処法③ 距離を置く

毒親と距離を置くことも重要です。

いつも親とよく会話したり一緒に過ごす時間が多かった人は、最低限の関わりだけにとどめるようにしてください。

親がネガティブな発言をし始めたら、「さっと自分の部屋に戻る」「すぐに話題を変える」などしてみましょう。

兄弟や友人など第3者がその場にいるなら、その人達を巻き込んでみてください。

2人きりで接する機会を、できるだけ避けることが大切です。

対処法④ 親と離れて暮らす

親と物理的に距離を取ることも大切です。18歳以上の人であれば実家から出ることを考え始めてください。

もし一人暮らしをするなら、貯金を始めたり、部屋探しの広告などを探してみてください。友達や恋人の家に泊めてもらうのも良いでしょう。

実際に周りの人に声をかけたり内覧に行くなどして、少しでもできることを行動に移してください。引っ越した後に押しかけてくることもあるので、できれば住所などは教えないでおきましょう。

また、電話やメールなどで連絡がくるかもしれませんが、なるべく対応しないようにしてください。

物理的に長期に渡って離れることは、心に距離を作ることが目的です。あなた自身も冷静に考えることができ、親の洗脳からも逃れることができるので考えてみてください

毒親と縁切りをするべき理由5つ

親子だからといって負い目を感じる人もいますが、最悪の場合、親であっても「縁を切る」という選択をすることも一つの方法です。

「毒親の対処法を実践しても改善されなかった」「今すぐに縁を切って親から逃れたい…」、そんな方もいるかもしれません。

また、「生きづらいのは自分のせい」「自分がいけないんだ…」と、親ではなく自分を責めてしまっている人もいるでしょう。

ここでは、毒親と縁切りするべき理由を５つ紹介しますので、参考にしてみてください。

 親の干渉から逃れたい、自由になりたい

このような行動がみられれば、過干渉と言えます。

親の意見を過剰に押し付けてきたり、常にあなたのプライベートに踏み込んでくるなど、親からの過干渉に苦しんでいる人は縁を切った方が良いでしょう。

親が過干渉である場合、自分の意見や思いを受け入れてもらえません。

価値観を押し付けられ、否定ばかりされた子どもは自分に自信が持てなくなり、意見が言えなくなってしまったり、自分の価値感がわからなくなってしまったりする恐れがあります。

「親からの干渉から逃れて自由になりたい」という思いは、縁切りの大きな理由になります。

 恋愛に夢中になって家事をしなくなった

毒親の特徴は依存的であることです。お酒やギャンブル、恋愛などに依存して現実から逃げたいという親も多くいます。

恋愛を通じてしか「自分が愛されている実感を得られない、価値を見出せない」という親もいますが、自分にしか関心がないので、優先すべき家庭のことがおろそかになってしまうのです。

また、「親が恋愛に夢中になって家に帰って来ない」「家のことを放置して子どもにやらせる」といったケースもあります。

本来親がやるべき家のことを全て子どもに押し付けてくるというのは異常なので、あなたが受け入れる必要はありません。

自分の恋愛ばかりに夢中になって、子供の世話を後回しにする毒親とは縁を切るべきです。

 お金をせがんでくる

毒親は自分の要求を優先するタイプが多いです。

親が稼いだ分を全て自分に使ってしまうことはよくあるパターンですが、子供にまでお金を要求してくる親とは縁を切ってください。

単にお金をせがんでくるだけでなく、親のために望まないバイトをさせられたり、親の支払いなどでの連帯保証人になっていたという場合があります。

労働力を搾取するような親とは今すぐ縁を切りましょう。

 親の虐待から逃げたい

虐待には、精神的なものと肉体的なものがあります。

「毎日罵声を浴びせる」「過剰に管理をしたり束縛する」「子供に無関心」、などの精神的虐待です。

また、「殴る蹴るなどの暴行を受ける」「タバコの火を体に押しつける」「極寒の中外に放り出す」などが肉体的虐待で、なかには毒親からの性的虐待に苦しむ人もいます。

虐待をする親の中には、その毒親自身も幼少期に虐待されていたケースもあり、本人が虐待している自覚がない場合があるのです。

罪悪感が一切無いので、一緒に過ごす中で虐待がエスカレートする可能性がありますので、親からの虐待に悩んでいる人も縁切りが必要です。

 結婚を反対された

親の意見を参考にして良い場合と、そうでない場合があります。

あなたの結婚を反対してくる親とも縁切りを考えても良いでしょう。

毒親は自己肯定感が低いので、あなたの結婚相手が素晴らしい人ならそれはそれで嫉妬の対象だし、条件的にイマイチなら、その相手を見下すような親もいるでしょう。

また、あなたが幸せそうにしていると「自分は配偶者にそんなにも愛されなかった」というふうに、あなたと親を比較するパターンもあります。

最悪のケースでは、「あなたが幸せになるのが許せない」と、別れさせようとすることもあるのです。

毒親と絶縁する方法

毒親と絶縁するための方法についても紹介いたします。

色々試してみたけれど改善しない人や、状況がさらに悪化している人などは以下の方法を試してみましょう。

 毒親と縁を切るには自分の気持ち次第

毒親といえども、やはり親は親。

どんなにひどいことをされても親のことを嫌いになれない、きっといつか自分を愛してくれる、と信じている人もいます。

しかし、あなたの気持ち次第で状況は変えることができます。苦しい環境にいることが自分の運命だと嘆くのではなく、人生を変えるために動き出すことが大切です。

大切なことは、「絶対に現状を変えるんだ」というあなたの決意です。幸せになる覚悟をすれば、物事は大きく動き始めます。

困難から抜け出して新しい生き方をすると自分の中で決めましょう。いつからでも遅くありません。

 弁護士やカウンセラーに相談する

物心ついた時から毒親と過ごしていると、劣悪な環境でも「これは普通なんだ」と思い込んでしまうことが多いです。

その場合、弁護士やカウンセラーなどの専門家に頼るのもおすすめです。特に、金銭トラブルなどで親から被害にあっている人は弁護士に相談してみましょう。

戸籍上は親子でも、「どのように距離を置くと良いのか」「経済面でのサポート」など、様々な面でのサポートを受けられることがあります。

毒親が原因で生きる活力がない、感情が不安定、パニックや強迫観念に悩まされるなど、メンタル的に苦しんでいる人はカウンセラーに相談してみてください。

つらい気持ちに共感し、あなたに寄り添ってくれることで「安心できるよりどころ」になりますし、定期的にカウンセリングを受けることで、「自分の感情の整理」ができるようにもなるでしょう。

 縁切り神社や寺で参拝

神社の中には、「縁を断ち切りご利益を授かることができる神社」があり、日本各地に存在しています。

新道の中心的な考え方の1つである「お祓いがもとになっているのが縁切り」で、悪縁を断ち切ったり浄化ができたりと運気を上昇させられると言われています。

事例としては、親子関係や嫁姑などの因縁、ストーカー被害、霊的に取り憑かれやすい人や、医学的に説明できない体調不良に悩まされる人などです。

ただし縁切り神社のパワーは偉大で、「行くとヤバイ」と言われるほどの高い効果があります。

パワーが強いだけに参拝する際の注意点がありますので、以下のことを参考にしてみてください。

間違った行いをすると、代償として自分自身に思わぬことが返ってくる場合がありますので、正しい参拝方法で縁切りをお願いしましょう。

 それでもダメなら占い師に縁切りの相談

もしも色々試してみたけれど、どれも上手くいかなかったという場合は占い師に相談するというのも1つの方法です。

占い師にはそれぞれ得意とするジャンルがあり、中でも縁切りの祈願は誰にでもできることではないため、縁切りに強い占い師を選ぶことが重要です。

占い師に相談するメリットは、ただ縁を断ち切るだけでなく「なぜ親子関係にあるのか」「なぜこのような出来事が起こっているのか」など、過去や前世なども見たうえで導いてくれることです。

色々試してみても毒親と縁を断ち切れないのは、何かそこに学びがあるのかもしれないですし、タイミングの問題かもしれません。

占い師に相談することで「長期的な視点で問題を解決することができる」場合も多いので、ぜひ縁切りに強い占い師を見つけてみてくださいね。

まとめ

子供はとても純粋で素直です。

どんな親であっても「親の笑顔を見たい」と思っているし、親の機嫌が悪いのは「自分のせいだ」と感じる傾向があります。

友達に相談しても毒親を知らない家庭で育った場合、この苦しさを理解するのは難しいでしょう。

なかには、あなたに否定的なことを言う人がいるかもしれません。それによってあなた自身も親が悪いと思うことに罪悪感を持つこともあります。

しかし、あなたは絶対に間違っていません。ありのままの自分で幸せになって良いのです。

ですので、あなたを苦しめる人から今すぐ離れると決めてください。解決のヒントが少しでも見つかれば必ず道は開けます。

今回の記事を参考にして、より幸せな人生を選んでください。

この記事の監修者

Nyu-i（ニュイ）

・四柱推命占術士（日本占い師協会）

10代の頃に歴史の先生から「『占星術』や『風水』は古来から国の政局を左右する影響力を持っていた」という話を聞き、独学でスピリチュアルや占いの世界について研究するように。現在は、四柱推命を中心にプロの鑑定士として活動している。